OUR BREAKFAST

先週 ヘルス・トリビューンという本の「朝食に関して」の取材があった。この本は健康に関しての本である。
今まで取材を受けた方々は大内純子さん、加藤タキさん、桐島洋子さん、佐伯チズさん、石井好子さん、三浦雄一郎さん、有馬稲子さんなど先輩、同年輩の方々が多い。
その方々の朝食はそれぞれが個性的でご本人の人生観を語っているようであった。

さて我が家の朝ごはんの取材といってもお見せするようなものではない。
私の家では皆働いているので、それぞれの体調にあった好きな食事を勝手に自分達で作る。
結婚したときから早起きの主人はいつも和食派。納豆、わかめの味噌汁にお漬物、炊立てご飯。私と娘は洋食派。パンとサラダとフルーツ・ジュース、自家製ジャム。息子は両方。そして前の晩の何か残ったもの。(ご飯だけは美味しく炊いておかないとうるさいのです。〉
お休み意外はなかなか家族全員で食事ということはなかなかない。
昨年秋にキッチンをリニューアルしてから家族のコミィニケーションはとてもよい。
音楽、新聞、TV、お花、綺麗な食器、台所器具などがきちんと整頓され、美味しい紅茶、パン、冷蔵庫のストックが完全なら誰からも苦情がでない。
主人は 5時半になると「みんな起きて来い!!」と言わんばかりにまず音を立てる。
まるで近所中が起きるのではないかと思わせる音量で時にはオペラ、時にはクラシック、若い時大好きだったNY JAZZ。そしてバタンバタンと冷蔵庫の音やお鍋の音を楽器のように鳴らす。主人が起きたことをアピールしたいらしい。
そこで最近は健康のためにもわたくしの朝寝坊のためにも前の晩にお野菜のスープを作ることにした。
冷蔵庫に入っているお野菜何でもよい。トマト味、チキン味、コンソメ味、たまには和風味と日替わりでいろいろなスープを作る。消化面と身体のために、これは最近のヒットである。沢山作っても私の分まではほとんど残らない。無くなったお鍋を見て残っていないと遅く起きてきてもほっとする。
さて男性軍を送り出し、朝のシャワーを終えて私と娘も新聞読みながら朝ごはんを楽しむ。
サンルームの朝日を身体温かく感じ、お花の水遣りを楽しみ、そして今日一日の計画を練る。
この日の取材はいつも通りで、手作りのりんごジャム。紅玉のりんごのシナモン、レモン味のさっぱりであまり甘くないもの。パンはそれぞれがうるさくて紀伊国屋のイングリッシュ・ブレッド。ディーン&デリーカのクロワッサン。麻布十番のモンタボーのミルクパンを用意。そして毎朝絞りたてのグレープフルーツ。茹でたお野菜と目玉焼きとソーセージ少し。朝ごはんは我が家では大切なエネルギーの基。
今はクリスマスローズしか咲いていないが春になるとムスカリ、バラ、水仙、デージーが窓辺一杯に咲くので朝ご飯の食卓では一番の主役になる。

由美のBREAKFAST

嫁に行った由美子は必ず6時半に朝食を夫婦揃って頂く。
内容はヨーグルト、果物、パン(スコーンが多く青山付近のパンを研究)
紅茶はティーバックではなく、必ず茶葉から入れてマリアージュのマルコポーロが多くレシピエのイングリッシュアールグレイを楽しむ。
冬なのでティーウォーマーで暖めたり、私の香港みやげのチャイニーズドレスを着たお人形のティーコゼをかぶせる事もあるそうだ。
果物は旬の果物を頂く。今は蜜の多いりんごとイチゴ。
ヨーグルトは無糖で白とグリーンのパッケージの小岩井のヨーグルトが美味しいらしい。
最近はLG21と表示されたものやコレステロールを下げると言われているヨーグルトを試しているとのこと。3月になれば花粉の季節がやってくるので、花粉症対策に効果があるというKM乳酸菌入りヨーグルトに切り替えるそうだ。
ちなみに今日は森永のアロエヨーグルトだったようだ。
夏になると身体のことを考えると水分補給と爽やかさがほしいのでオーガニック・シリアルにするそうだ。
朝ごはんに懲りだした理由は私の母の果物好きな影響と子供のときから朝ごはん大好きな娘だったから。いろいろ情報ありますね。そんな情報忙しい私にはとても助かります。

大好きなホテルのBREAKFAST

仲の良い友人や商談で帝国ホテルの2階のル・セゾンで朝食をとることがある。
THE BRECKFAST、本来のホテルサービスの原点と本物の味を堪能できる。朝食はとても綺麗でそれに安心した上品なサービス。
異国のホテルを感じさせる場所でもある。
盛り付けも優しく丁寧で美しいが優雅な気分になるようインテリアやレイアウトにも工夫されている。
綺麗な空間では装い、言葉使いや振る舞いまでがエレガント。
贅沢な朝食だがホテルの朝食はホテルそのままを伝える大事な場所である。

紅葉がとても綺麗な昨年の秋、姪が外国人と結婚し披露宴を日光の金谷ホテルで行った。
ウエルカムドリンクを見事な紅葉の庭で味わい、古い歴史ある金谷ホテルの素朴なフランス料理の夜の披露宴の食事にも感激したが次の日の朝のマッシュルームオムレツは一生の思い出となるぐらい美味しかった。
ふぁーとした柔らかい卵の膜がかかってちょっとフォークをいれると柔らかい卵が流れるようなふっくらしたオムレツである。

スターバックスの朝テイクアウト

仕事で朝早くの遠出には神田の高速インター近くのスターバックスに立ち寄る。
いつものテイクアウトはカフェオレとシュガードーナツ。
どんなに早くても顔なじみのお店の人たちとちょっと一言二言話をする。若い人たちが朝早くからニコニコ仕事をしている姿はとても美しい。
朝日が綺麗な海を見ながらのコーヒは又違った幸せを感じる。

Written by Akemi Sugawara